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Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT”(2) [アイスショー観戦]

(GIFT 東京ドーム鑑賞の感想続き)

40分もの長い製氷タイムは、一人で演じているゆづの休憩時間だからだろうな~と思いつつ、トイレに並んだら間に合わなさそうなので、通路に出ておやつタイム。

まだ両脇の手の演出は無かったので、後半どうなるのか?
隣の方とお話させて頂きながら、再開を待ちました。

薄暗闇の中、リンク脇の四角いステージ的なところにドラムセットやキーボードらしきものが設置されていきます。

これはノリノリのプログラムをやるに違いない!と期待が高まります。
後半はレッツゴー・クレイジーの演奏で始まりました。
去年のFaOIで音楽監督をされた方?のギターソロで盛り上がった後、Let Me Entertain You
2021年MOIの衣装で羽生氏登場。
フォーフォー叫びましたよー!!
やっぱりかっこいい!!!!!

映像も英字やモニターが使われたりしたカッコイイもの(テクノっぽいやつ←古くてすみません[あせあせ(飛び散る汗)])になり、ダンスグループの皆さんが現れて踊っています。
映し出される華やかな映像、十数人ものダンサーさんのキレキレの動き。
はあ~、なんと豪華なものを見ているんだろう、、、
でも、羽生氏の語りは「自分のことをわかってくれる人なんていない」と苦悩の境地。
GAME OVERと映し出された。

そこからノリノリの曲が流れ、赤シャツ青ネクタイの羽生氏登場!
Adoの「阿修羅ちゃん」という曲だということは、後から知った。
キレキレのダンスを繰り広げる羽生氏。
氷の上なのに、あんなに細かいステップ踏めるんですか??
イレブンプレイのダンサーさんとシンクロして踊るところとかサイコーにかっこいいじゃないですか!!!!

いきなり氷に寝転ぶし、足技?で起き上がるし、かっこ良すぎでしょ~~~
これがセルフコレオだと知ったのはさらに後のこと。
踊れるし、振り付けもできちゃうし、才能ありすぎかっこよすぎでしょ~~~~

と、配信を何度もリプレイしています。
中毒性のあるプログラム。
ある意味ニースロミオのようで、羽生氏のパッションが込められている気がする。


映像がモノクロになり、黒ハイネック、黒コート、黒ブーツの羽生氏が何人も歩いている。
スタイル良すぎ。まるで二次元のよう。
でもモノローグは悲しい内容。
光の自分と影の自分の対話。そこからマスカレードの曲へ。

オーケストラが「オペラ座の怪人」を奏でる。
これは念願のオペラ座再演!!!
青ファントムと呼ばれていた衣装で羽生氏登場、そしてまた映像の中へ。
仮面を付けた羽生氏の姿が写り、ひび割れた姿が重なり大きな両手と合わさる。
曲のクライマックスでのこの演出、あの手はこのためだったのか!

揺れるシャンデリアの映像から再び現れ、リンクへ。
4T跳ぶも手をついて、ループ、ルッツも着氷が乱れた。さすがに疲れが出たのかな?

あのシーズン、挑むはずだった後半4回転の回収だったというのは、他の方のツイで気が付きました。
ソチ後のシーズン。TVで中国杯を見て、出ないかもしれないと思いつつNHK杯、バルセロナGPFを観戦したシーズンをまざまざと思い出しました。
苦戦していたルッツ、、、
配信で見返すと苦笑いしていたような。


大写しの羽生氏の語りと映し出される文字との対話。
そして流れるノッテステラータ
しみじみ心に沁みる優しい歌声に乗って、美しい白鳥が舞う。
苦しんで苦しんで悩んでたどり着いた場所は静謐な星空の元。
胸に迫る癒しのようなスケーティングでした。
ドーム天井までの満点の星のプロジェクションマッピング、会場のシンクロライトが白く光って、美しかったな。



ものすごく個人的な自分語りを一流の演出家と映像製作者と音楽家と作り上げる。
東京ドームという最大のハコに3万5千にも人を集めて。
こんなこと、もう羽生結弦にしかできない。
どんなに4回転ジャンプが跳べるスケーターでも無理。

そして12ものプログラムを4回転も3回転半のジャンプも織り交ぜて、一人だけで演じ切るなんて他の誰にもできない。
唯一無二の存在。
凄すぎる、本当に凄いものを見てしまった。
いちスケーターに納まらないエンタティナーであることを、高らかにアピールしているようなショーでした。

エンドロールクレジットは、アイスリンク仙台でのMrs.GreenApple「僕のこと」の演技。
これまでの羽生氏の歩みを歌っているような、切ない歌詞に心打たれました。
終演後、すぐに公式YoutubeチャンネルにUPされたのもさすが。
何度も見ています。


盛大な拍手のあとに再びリンクに現れる羽生氏。
GIFTボアジャケットを着ていますが、裾から「春よ来い」の衣装が出ているのがわかります。
かわいい。

東京フィルハーモニー管弦楽団!の紹介、武部聡志さんのスペシャルバンド、エレブンプレイの皆さん、演出家のMIKIKO先生の紹介。
万雷の拍手でした。
一流のオーケストラを従えてのショー!凄い、素晴らしすぎる、、、

そしてそして武部さんからの羽生結弦の紹介!
今回のために作ったというGIFTの演奏。素敵な曲でした。

再び登場した羽生氏。
春よ来い、本当に心に沁みるプログラムです。

そしてもう一曲のアンコールと告げられ、流れるのはSEIMEI
会場も沸き立ちます。
素晴らしい生演奏のSEIMEI。
平昌オリンピックの歓喜のステップを思いだします。

フィナーレはBackNumberの「水平線」が流れる中、黒パーカを来てヘッドマイクを付けて羽生氏登場。
周回しながら話し、感極まってステーティングをしてしまうのは、本当にフィギュアスケートが好きで自分が表現したいものなんだなって思います。
恒例の肉声「ありがとうございました!」もよく聞こえました。


沢山の素晴らしいGIFTを受け取りました。
かわいい、かっこいい、素晴らしい、ものすごいものを。

ただ、当日中に帰らねばならなかったので羽生氏が下がるとともに、会場外へダッシュ。
規制退場従わなくてすみません。
新幹線の時間ギリギリだったんです、、、
なんとか乗れて、ファンのみなさんの感想ツイを追いかけながら帰りました。


配信は3/12までですが、その前に仙台でNotteStellataもあります。
現地で感じた思いは、そのとき掬い取っておかないと、他の人の感想や放送での映像に脳内で置き換わってしまいます。
それは、今までの試合観戦も同じでした。

忘れないように。
語りの声の良さ、その中に映像として現れる本人のかっこよさ、スタイルも顔も。
なんと言ってもステーティングの美しさ、ジャンプスピンの正確さ。
自分で振り付けをしてしまうキレキレダンス!そしてそれを氷上で踊れてしまう技術。
この素晴らしいショーの製作総指揮、プロデュースしてしまう才能。
各界一流の方との共演、一緒に仕事をしてみたいと思わせる人柄。

GIFTの物語では、自身のつらさ、苦しみ、葛藤を表出させていました。
過去のこんなことやあんなことが原因なのかな?と思ったりしますが、それらを乗り越えて次へ向かっていくために、この表出は必要なことだったのだと思います。

羽生氏の努力と苦悩を知らない人でも、そのスケートには胸打たれる。
すごい、ほんとうにすごい人です。

いちファンでしかない自分にはできることはないけれど、これからも羽生氏のスケートを見れる機会があればできる限り見に行きたい。
ひとまず次はNotteStellata初日。
内村航平さんとの共演、楽しみしかないですっ!!

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